ランニング中に聴く音楽は、ただのBGMではありません。
気分を高め、ペースを整え、走る楽しさを引き出してくれるランニング用ミュージックは、今や多くのランナーにとって欠かせない存在です。
この記事では、邦楽や洋楽、JPOPなどのおすすめ曲をはじめ、ノリノリで走れるジャンル別の選び方や、実際に使いやすいミュージックプレイヤー、ガーミンやアップルウォッチ、さらにはスマホなしでも快適に楽しめる環境づくりまで詳しく解説します。
さらに、「ランニング中に音楽をどうやって聞く?」と迷っている方に向けて、安全性と快適さを両立するための工夫も紹介します。
amazonなどのストリーミングサービスも活用しながら、自分だけの最適なランニング ミュージック環境を整えていきましょう。
■本記事のポイント
- 自分に合ったランニング ミュージックの選び方
- 邦楽・洋楽・JPOPなどジャンル別のおすすめ曲
- 再生デバイスやアプリの使い方と比較
- 安全かつ快適に音楽を聴くための工夫
ランニング用ミュージックでモチベUPする方法
ランニング中の音楽は、ただのBGMではありません。
リズムやテンポが心拍数に影響を与え、走るペースや気分に大きく作用します。
特に、音楽の選び方ひとつでモチベーションが大きく変わるのは、すでに多くのランナーが実感しているところでしょう。
ここでは、気持ちを高めながら快適に走るためのランニング用ミュージックの選び方をご紹介します。
まずは、どんなジャンルやアーティストが走りに合うのかを見ていきましょう。
おすすめランニング用ミュージックのジャンル紹介
ランニング中に最適な音楽は、ズバリジャンル選びが重要です。
アップテンポなEDM系やテンポの早いロック、リズム重視のヒップホップなどが特に効果的です。
たとえばEDMでは、「ビッグルーム」や「バウンス」といった四つ打ち系が心拍数を上げやすく、持久力向上に役立ちます。
これらは一定のリズムで足の回転を維持しやすく、ペースを保つのに適しています。
一方でロックやポップスも人気です。
邦楽では米津玄師やONE OK ROCKのようにエモーショナルで疾走感のある曲が多く揃っており、テンション維持に効果的です。
JPOPではMrs. GREEN APPLE「ライラック」のように、軽快なギターリフで自然と走りが軽くなる曲も注目です。
加えて、ヒップホップやジャジーハウスのようなグルーヴ重視の曲は、リズムに身体を合わせやすく、集中力アップに繋がります。
ただし、ローテンポすぎるとペースが落ちる可能性がある点には注意が必要です。
そのため、リズムが強めでBPM(ビート・パー・ミニット)が高めのトラックを選ぶことがポイントです。
このように、ジャンルごとのリズム感やテンション、注意点を把握すれば、自分に最適なランニングミュージックが見つかりやすくなります。
邦楽の人気曲ランキング
最新の邦楽ランニングソング人気ランキングを紹介します。
まずランキングでは、米津玄師「ピースサイン」が1位で、疾走感あるロックナンバーとして根強い人気です。
続いてONE OK ROCK「完全感覚Dreamer」は力強さが魅力で、ランニング中の気持ちを引き上げてくれます。
さらにMAN WITH A MISSIONの「When My Devil Rises」やMrs. GREEN APPLEの「インフェルノ」もトップ5入りしており、ロック系の定番が目立ちます。
加えて[Alexandros]「ワタリドリ」も夢追い系の歌詞と高揚感でペースを維持しやすく、多くのランナーから支持されています。
最近ではMrs. GREEN APPLEの新曲「ライラック」も注目されており、ストリーミングで1億再生を突破、爽快ギターリフが走りのモチベーションを高めます。
ただし一方で、歌詞が感情的すぎる曲は集中力を散らすリスクがあります。
ですから歌詞よりもメロディやテンポを重視し、必要に応じてインストルメンタル版やリミックス版を選ぶのも有効です。
このような視点で選曲すると、邦楽でもランニングに最適なプレイリストが作れます。
洋楽の海外ヒット曲を紹介
洋楽ランニングミュージックには、アメリカやヨーロッパ発の人気ヒット曲が多く含まれています。
たとえば、Dua Lipaの「Training Season」はディスコポップ調でノリがよく、BPMも適度なので走りながら気分が高まりやすいです。
この曲はUKチャートでも上位に入り、北米やオーストラリアでも大ヒットしていて、スピード走やテンポ走にぴったりです。
また、SpotifyやApple Musicでは「Running Music: Pop Hits2025」「Running Playlist2025 120から150BPM」など、走者向けにキュレーションされたプレイリストがあり、泰然たるリズムでBPM120から150の楽曲が収録されています。
これらにはThe Chemical Brothersの「Go」(BPM約120)やAzealia Banks「212」(BPM約126)など、リズム重視で走りの集中力を維持しやすい曲が選ばれているため、インターバルトレーニングやペース走に適しています。
このように、洋楽のヒット曲は普遍的なリズム感と高揚感を兼ね備えており、走るペースや目的に応じて選ぶことで、ランニングの質が向上します。
ただし、歌詞が英語であるため歌詞の内容が気になって集中が乱れることもある点には注意が必要です。
その場合はインストゥルメント版を選ぶのが有効です。
JPOPでテンションを上げる選曲
JPOPには、日本人ランナーに馴染みやすくテンションを上げやすい楽曲が多数あります。
近年ヒットしたYOASOBIの「Players」は、エレクトロな四つ打ちビートが特徴で、BPMも高めに設定されているので、自然と足が前に出やすくなります。
同様に、YOASOBIの「舞台に立って」はスポーツテーマとしてNHK五輪放送にも起用されており、勇気や高揚感を与える構成でランニングにもぴったりです。
さらに「はいよろこんで」(こっちのけんと)はTikTokでバイラルし、BPM約120で軽快に走れるポップソングとして人気を集めており、Billboard Japan Hot100でも上位にランクインしています。
こうした最新JPOPは、歌詞やリズム、メロディの親しみやすさから、走りを楽しく彩る効果が高いです。
一方で、歌詞が感情的すぎる曲は注意力がそがれる可能性がありますから、状況に応じてインストルメンタルや短いフック部分のみをリピートするなど工夫するとよいでしょう。
このようにして選曲すれば、JPOPでありながらもランニングに適したテンションとリズムを維持しやすくなります。
ランニングでミュージック環境を整えるコツ
音楽を聴きながらランニングを楽しむためには、ただお気に入りの曲を用意するだけでは不十分です。
快適さや安全性、操作のしやすさといった環境面を整えることで、走ることがより楽しく、効率的になります。
特に、再生デバイスの選び方や音楽アプリの活用方法、イヤホンの種類などは、ランニングの質を大きく左右します。
ここでは、ランニングにミュージックをより良い形で取り入れるための具体的な工夫やおすすめ機器について、詳しく解説していきます。
ノリノリ音楽でテンポ管理
走るリズムと音楽のテンポ(BPM)が合っていないと、どうしても走りにくさを感じやすくなります。
その点、ノリノリのランニングミュージックでテンポ管理することには大きなメリットがあります。
具体的には、BPMが自分の歩幅や走行ピッチに合っていると、身体が自然とリズムに乗りやすくなり、無理なく一定のペースを続けられます。
例えば歩幅1メートル・1分間に160歩の方なら、BPM160の曲を選ぶとリズムがぴったり合いますし、ゆっくり走りたいときはBPM120程度を選ぶことで無理のないリズム維持につながります。
一方で、BPMが大きくずれるとペースは乱れやすくなるため、目的の走り方(ジョグ・ペース走・インターバルなど)に応じてBPMを意識することが重要です。
このようにBPMを意識して選曲することで、走りの質が上がるだけでなく、音楽に引っ張られる感覚で気分も高まりやすくなります。
もちろん、曲を探すのは大変ですが、BPM指定で検索できるサイトやランニング向けプレイリストを活用すれば自分に合う曲が見つかりやすくなります。
スマホなしで楽しむ工夫
ランニング中にスマホを持ち歩かないと、軽快さや安全性が高まりますが、一方で音楽をどうやって聞くかが課題になります。
そこでおすすめなのが、「スマホなしでも音楽再生可能な機器」を活用する方法です。
特に注目されているのが、スマートウォッチやヘッドホン一体型プレーヤーです。
例えばGarminやApple Watchなどのスマートウォッチなら、Amazon MusicやSpotifyから楽曲を直接ダウンロードし、スマホなしでオフライン再生が可能です。
この方法では、普段から使っているストリーミングサービスの曲をそのまま取り込め、さらにGPS機能やペース管理などランニングに特化した機能も併用できます。
また、ヘッドホン一体型プレーヤー(例:ソニーNW WS623)は、イヤホン自体に音楽プレーヤーが内蔵されていて、軽量・防水仕様でランニングに最適です。
ただし、最新モデルの種類が限られる点には注意が必要です。
このように、スマホを持たずにランニングと音楽再生を両立させるためには、自分の走り方や必要な機能(例:防水・GPS・メモリ容量)に応じて最適な機器を選ぶことが重要です。
ガーミンでミュージック操作を快適に
ガーミンのランニングウォッチでは、スマートフォンをポケットに入れたままでも手元で音楽を操作できます。
例えば「Forerunner 245 Music」では、DOWNキー長押しでミュージックコントロールウィジェットを表示し、UPキーを長押ししてプロバイダー選択や再生・一時停止等の操作が可能です。
この機能を活用すれば走り中にポケットからスマホを取り出す手間がなく、安全かつスムーズに音楽操作を行えます。
またSpotifyやAmazon MusicなどとWi-Fi経由で同期すれば、オフラインでの音楽再生にも対応します。
ただし音楽をダウンロードするにはストリーミングサービスの有料プラン登録やWi-Fi接続が必要です。
Bluetoothイヤホンとのペアリングも初めに行う必要がある点には注意してください。
このようにしてガーミンと音楽サービスを連携させれば、ランニング中でも快適に音楽操作ができ、ペース維持や気分転換がしやすくなります。
アップルウォッチで音楽再生するポイント
Apple Watchを使えば、iPhoneなしでもApple MusicやSpotifyなどの音楽を再生でき、ランニング中の操作も手元で完結します。
まず、iPhone上でプレイリストやアルバムを作成し、Watchアプリの「ミュージック」から同期すれば、オフラインでもウォッチ本体から再生可能です。
オンライン再生する場合はセルラーモデルやWi-Fi接続で、Apple Music以外にもAmazon Music、Spotify、AWAがストリーミングに対応しています。
必要なのは各サービスの有料契約だけです。
再生やスキップ、音量調整はミュージックアプリから直感的に操作できますし、Bluetoothイヤホン(AirPodsなど)との組み合わせでケーブル要らずです。
一方で、同期可能なサービスや曲数はWatchのストレージ容量に依存し、同期には充電中の状態が必要となる点には注意が必要です。
Apple Watch単体で音楽再生できる環境を整えれば、スマホを持たずに軽快なランニングを楽しめます。
amazon MusicやSpotifyでミュージック選び
音楽ストリーミングサービスで走りに合う曲を選ぶなら、Amazon Music UnlimitedやSpotify Premiumが便利です。
Spotifyはユーザー数が世界No.1で、プレイリストの充実度やレコメンド精度が高く、特に洋楽や話題曲との出会いに強みがあります。
また無料プランもあり、トライアルで試しやすい特徴があります。
一方、Amazon Music Unlimitedは配信楽曲数が1億曲を超え、特に邦楽への対応が充実している点が魅力です。
さらにAmazonプライム会員なら割安で利用でき、Echoなどの連携もスムーズです。
それぞれ通信量や音質も優秀ですが、選ぶ際は自分の好みや利用環境、ランニングとの相性を踏まえて決めるのがおすすめです。
ミュージックプレイヤーを使ったランニング配信機器比較
ランニング中の音楽再生に特化した機器として、スマートウォッチやヘッドホン一体型プレーヤー、小型プレーヤーがあります。
腕時計型はGarminやApple Watchのようなランニングウォッチで、音楽再生機能やペース計測機能が一体化しており、非常に人気が高いです。
一方でヘッドホン一体型プレーヤーは軽量かつ防水でケーブル不要の利便性があり、アクティブなランナー向けです。
ただし、スマホに比べてストレージや操作性に制限があるため、走行時間や使用スタイルに応じた選定が必要になります。
機能性と軽快さを両立するには、どの情報を重視するかを明確にすると選びやすくなります。
ランニング中に音楽をどうやって聞く? 安全・快適術
ランニング中に音楽を楽しむには、安全性と快適さを確保する工夫が大切です。
まず音量は控えめにし、周囲の音(車・自転車・歩行者など)が聞こえるレベルに設定することが重要です。
周囲の音を遮断しないために、骨伝導イヤホンやオープン型イヤホンを選ぶのも有効です。
また、スマホを手に持たず、ランニングポーチやマルチポケット付きパンツ、スマートウォッチ装着で携行すれば、フォームの乱れや落下リスクを減らせます。
このような工夫を取り入れれば、音楽によるモチベーションアップを享受しつつ、安全に走ることができます。
【まとめ】ランニングとミュージックについて
最後に本記事で重要なポイントをまとめます。