2027年に開催される箱根駅伝の予選会、どの大学が通過するのか気になりますよね。前年の結果だけを見ても、中央学院大や東海大、神奈川大など実力校が並び、通過校の予想はかなり難しくなりそうです。
しかも箱根駅伝予選会は、単純に「有名大学だから強い」「エースが速いから大丈夫」とは言い切れないレースです。出場校の戦力はもちろん、ハーフマラソンを走れる選手層、留学生エースの存在、当日の気温や雨、さらにチーム10番手付近の安定感まで結果に影響します。だからこそ予想する面白さも大きいんですよ。
そこで今回は、箱根駅伝予選会の2027年予想を中心に、出場校、結果、速報で注目したいポイント、有力選手、過去のタイム、コースまでまとめて見ていきます。特に予選会は一人のスーパーエースだけで決まるレースではないので、大学ごとの選手層まで見るのがポイントですよ。
なお、2027年大会用予選会の正式な出場校やエントリー、当日のコンディションなどは今後変わる可能性があります。現時点で確定していない情報については、過去の結果や近年の戦力をもとにした展望として読んでくださいね。
- 2027年大会用予選会の有力校と通過候補
- 中央学院大や東海大など各校の戦力
- 予選会の通過ラインと過去のタイム傾向
- 日程やルール、コースと天候のポイント
2027箱根駅伝予選会の予想<を詳細解説/h2>
まず気になるのは、やっぱり「どこが通過しそうなの?」というところですよね。2027年大会のための予選会は、本大会のシード権を持たない実力校を中心に、かなり接近した争いになる可能性があります。ここでは過去の予選会、本大会での位置関係、選手層を踏まえながら有力校を見ていきます。
予想するときに大切なのは、前年の予選会順位だけを横に並べないことです。箱根本大会でシードを獲得した大学は次の予選会を回避しますし、逆にシード圏外となった強豪校が新たに予選会へ加わります。卒業による戦力変化もありますから、毎年メンバー構成が大きく変わるレースなんですね。
予選会を通過する有力校
現時点で予選会の戦力を考えるうえで注目したいのは、中央学院大、東海大、神奈川大、東洋大、日本体育大、山梨学院大、大東文化大、東京国際大などです。
特に中央学院大は近年の予選会で上位に入る力を見せていますし、東海大や神奈川大も箱根本大会を経験している選手を揃えられれば、通過争いの中心に入ってきそうです。
ただ、ここで挙げた大学をそのまま順位予想として受け取るのは早いかなと思います。予選会では春のトラックシーズン、夏合宿、秋の記録会を経て戦力が変わります。春にはそれほど目立っていなかった大学が、夏を越して一気に選手層を厚くしてくることも珍しくありません。
一方で、予選会は大学の知名度や過去の箱根実績だけでは決まりません。重要なのは、ハーフマラソンを安定して走れる選手を何人揃えられるかという点です。
エースより10番手を見るのがポイント
予選会の戦力比較では、どうしてもエースに目が行きます。個人トップ争いをするような選手がいると、「この大学はかなり強そう」と感じますよね。
もちろんエースの存在は大きいです。ただしチーム順位を左右するのは、一人だけではありません。仮にエースがライバル校のエースより1分速くても、チームの8番手、9番手、10番手がそれぞれ40秒ずつ遅れれば、そのアドバンテージは簡単に消えてしまいます。
逆に突出したエースがいなくても、チーム内のタイム差が小さく、全員が一定のペースでまとめられる大学は予選会で強さを発揮しやすいです。
2027年大会用予選会を見るポイント
- ハーフで安定する選手が何人いるか
- エース以外の中間層が充実しているか
- 留学生を含む上位選手がどこまで稼げるか
- 当日の10番手まで大きく崩れないか
そのため私は、単純なエース比較ではなく「10人前後をどの水準で揃えられるか」を重視して見たいと思っています。直前の自己ベストランキングを見る場合でも、1位の選手だけではなく、各大学の5番手、8番手、10番手付近まで眺めてみると戦力差が見えやすくなりますよ。
中央学院大と順天堂大の戦力

中央学院大は予選会との相性を考えるうえで外しにくい大学です。2025年の予選会では10時間32分23秒でトップとなっており、チーム全体でまとめる力を示しました。
さらに2026年の箱根本大会では総合11位。シード権にはわずかに届かなかったものの、予選会組として考えれば十分に高い競争力を持っていると見ることができます。
中央学院大の強みとして期待したいのは、突出した一人だけではなく、上位から中位までの選手をまとめて走らせる総合力です。予選会では一人が好走しても、チームの下位選手が大きく遅れると合計タイムに響きます。この点で集団として安定できる大学は強いですよ。
中央学院大は再現性の高さに注目
予選会で一度上位に入るだけなら、エースの好走や当日の展開がうまくはまった可能性も考えられます。しかし継続的に予選会や箱根本大会で一定の位置を確保できるチームには、選手層や調整力という背景があります。
中央学院大を見るときも、トップ選手のタイムだけではなく、中間層の選手が秋までにどこまで伸びているかをチェックしたいですね。夏合宿を順調に消化し、ハーフを安定して走れる選手が揃えば、かなり計算しやすいチームになります。
さらに予選会経験のある上級生が多ければ、大人数でスタートする独特の雰囲気にも対応しやすくなります。予選会は普段の記録会とは人数もプレッシャーも違うため、経験値も軽視できません。
一方、順天堂大については注意が必要です。過去の予選会では2020年にトップ、2025年にも2位と高い実績がありますが、2026年の箱根本大会では総合3位に入り、2027年本大会のシード権を獲得しています。
つまり順天堂大は「予選会で強い大学」の比較材料としては非常に参考になりますが、2027年本大会へ向けた予選会の通過候補として扱う大学ではありません。この違いを整理しておくと、予想がかなり分かりやすくなります。
過去の予選会実績が高くても、翌年の箱根本大会でシード権を獲得すれば予選会を走る必要はありません。過去の「予選会強豪」と2027年の実際の予選会出場校は分けて考える必要があります。
過去の順位表を見るときは「この大学は何位だったか」だけではなく、その後の箱根本大会でシードを取ったのか、翌シーズンにどの選手が残るのかまで追うことが大切ですよ。
山梨学院大と日本大の戦力
山梨学院大も予選会では非常に気になる存在です。2025年予選会では10時間32分44秒で3位。留学生を含む上位選手の走力だけでなく、日本人選手がどれだけまとまれるかが大きなポイントになります。
山梨学院大は長距離留学生を起用してきた歴史があり、個人順位の上位で大きなアドバンテージを作れる可能性があります。ただ、予選会はエース一人のタイムでは決まらないため、日本人選手を含めた10番手付近の安定感までチェックしたいところです。
山梨学院大は上位と中間層のバランス
留学生エースが個人上位に入れば、そのタイムはもちろん大きな武器になります。しかし予選会では、その後に続く日本人選手がどの位置でゴールできるかによってチーム順位が大きく変わります。
例えば留学生がトップクラスでゴールしても、日本人の主力集団がボーダー争いをする他大学より後ろになれば、総合タイムでは接戦になります。逆に日本人選手がまとまって走れれば、留学生のアドバンテージがそのままチームの余裕につながります。
このため山梨学院大については、個人トップ候補だけを見るより、チーム内2番手から10番手のタイム差を確認するほうが予想材料として面白いかなと思います。
日本大も近年の予選会では存在感があり、2025年は4位でした。ただし2026年の箱根本大会では総合10位に入り、2027年本大会のシード権を獲得しています。
日本大も順天堂大と同じく、過去の予選会でどの程度のタイムなら上位に入れるのかを考える材料にはなりますが、2027年本大会に向けた予選会ではシード校として扱う必要があります。
つまり、2027年本大会のための予選会の予想では「近年強かったから今年も予選会の有力校」と機械的に並べるのではなく、本大会でシードを獲得した大学を除いて考えることが重要ですね。
予選会予想では「過去の予選会順位」「直近の箱根本大会順位」「シード権の有無」の3つをセットで確認すると、出場校の整理で迷いにくくなります。
東海大など注目校の戦力

東海大は2027年本大会用の予選会でかなり気になる大学です。2025年予選会では5位で通過し、2026年箱根本大会では総合12位。シードには届かなかったため、再び予選会から本大会を目指す立場になります。
東海大のように箱根本大会でシード圏のすぐ近くまで来ている大学は、予選会では当然注目度が高くなります。本大会を10区間走った経験は大きく、長い距離への対応力という意味でも参考になるからです。
ただし、本大会の10区間と予選会のハーフマラソンでは求められるものが完全に同じではありません。箱根では区間ごとに一人で走る場面が多いのに対し、予選会では大人数の集団の中でペースを組み立てる必要があります。
同じように神奈川大、日本体育大、東京国際大、山梨学院大、大東文化大なども、本大会や過去の予選会実績を考えれば通過争いで無視できません。
東洋大は予選会への適応が焦点
さらに大きな注目校が東洋大です。長く箱根の常連として戦ってきた大学だけに、予選会に回った場合でも名前だけで注目を集めます。ただし予選会は伝統ではなく、当日のハーフマラソンの合計タイムで決まります。
ここはかなり重要で、箱根で何度も上位争いをしてきた大学であっても、予選会ではゼロからタイムを積み上げる必要があります。大学名によるアドバンテージはありません。
東洋大のような伝統校を見る場合も、過去の箱根実績より、現在の選手がハーフをどのくらいのタイムで走れているか、秋までに何人の主力候補を揃えられるかを重視したいところです。
予選会では「箱根本大会なら強そう」というイメージと、実際のハーフマラソン適性が一致しないこともあります。東海大、東洋大、中央学院大などの比較では、直前の10000mやハーフの記録、エントリーメンバーの状態まで確認したいですね。
そしてダークホースも忘れたくありません。予選会では前年までボーダー圏外だった大学が、新入生の台頭や中間層の底上げによって一気に通過圏へ入ってくることがあります。秋のエントリーが発表された段階で、各大学の10番手前後までの持ちタイムを比較すると勢力図の変化が見えやすくなりますよ。
2027箱根駅伝予選会で予想の注目点
大学名だけを並べても、予選会の展望はなかなか見えてきません。私が注目したいのは、エース、留学生、選手層、そして新戦力。この4点です。ここを押さえておくと、エントリー発表後に各大学の戦力を比較しやすくなりますよ。
特に大学駅伝は、半年程度でも勢力図が変化します。春の5000mでは目立たなかった選手が夏合宿で距離への対応力を高め、秋になるとハーフの主力になるケースもあります。逆に春に自己ベストを連発していた選手でも、故障やコンディションによって予選会に出られないことがあります。
2027年大会用予選会の注目選手候補
2027年大会のための予選会の注目選手を考える場合、まず見るべきなのは直近の箱根本大会、全日本大学駅伝、出雲駅伝、ハーフマラソン、10000mなどで結果を残している選手です。
ただし、学生駅伝では学年の入れ替わりがあります。数年前に予選会で活躍した選手が2027年にも在籍しているとは限りません。このため過去の有名選手をそのまま注目選手として扱うのではなく、2026年度の在籍状況と最新エントリーを確認することが欠かせません。
注目選手は自己ベストだけで選ばない
選手を見るときに分かりやすい指標が5000mや10000mの自己ベストです。ただ、トラックの自己ベストが速ければ、そのままハーフでも速いとは限りません。
5000mはスピード能力を把握するには便利ですが、予選会は21.0975km。距離は4倍以上あります。10000mでも予選会の半分以下なので、最後までペースを維持できるスタミナやロードへの適性が必要です。
そこで注目したいのがハーフマラソンの実績です。さらに、自己ベストをいつ記録したのかも見ておきたいですね。2年前のベストより、直近数カ月で安定した結果を出している選手のほうが現在の状態を判断しやすいです。
特に秋になると夏合宿を経て急成長する選手が出てきます。春のトラックシーズンでは目立たなかった選手が、秋のハーフで一気に主力へ入ってくることも大学駅伝の面白さですよね。
注目選手を見つけるチェック項目
- 直近の10000mタイム
- ハーフマラソンの自己ベストと安定性
- 箱根や全日本など駅伝での実戦経験
- 夏合宿後の記録会での伸び
- 予選会エントリー時点でのコンディション
留学生エースが与える影響

予選会で大きなインパクトを持つのが外国人留学生です。ハーフマラソンで個人上位に入れる選手がいれば、チーム合計タイムを大きく押し上げることができます。
トップクラスの選手が他大学の主力より早くフィニッシュすれば、その差がそのままチーム合計タイムの貯金になります。数十秒ではなく分単位の差になるケースなら、チームにとってかなり大きいですよね。
ただし、ここでも「留学生が速い=通過確実」とは言えません。仮にエースが他校より1分、2分先行しても、後方の選手数人がそれ以上遅れてしまえばアドバンテージは消えてしまいます。
留学生の貯金を日本人選手が守れるか
留学生エースがいる大学を見る場合、私はその選手が何位になるか以上に、その後ろに何人の日本人選手がまとまっているかを見たいです。
例えば留学生が先頭グループで走り、日本人選手が複数人の集団で安定したペースを刻めれば理想的です。一方、日本人選手が序盤からバラバラになってしまうと、チーム全体の状況を把握しにくくなり、後半の失速リスクも高まります。
留学生の爆発力と日本人選手の安定感をセットで見る。これが予選会を予想するときのコツかなと思います。
留学生がいる大学を見る場合は、個人順位だけでなくチーム内の1番手と10番手のタイム差にも注目です。差が小さいチームほど、大崩れしにくい戦いができます。
もちろん留学生がいない大学でも、複数の日本人選手を高いレベルで揃えれば十分に対抗できます。むしろチーム内の差が小さい大学は、一人の不調によるダメージを吸収しやすいという強みがあります。
選手層の厚さとチーム総合力

箱根駅伝予選会ではチーム総合力がものを言います。特にボーダー付近の大学では、エースの数十秒よりも中間層の選手が一人30秒ずつ縮めるほうが大きな効果になる場合があります。
例えば10人の合計で競う場合、5人がそれぞれ30秒短縮すれば合計では2分30秒。予選会ではこの数分が順位を大きく変える可能性があります。
逆に一人だけが予定より2分遅れると、他の選手が作った貯金をかなり使ってしまいます。この「足し算」の感覚を持って速報を見ると、予選会がさらに面白くなりますよ。
持ちタイムの平均値とばらつきを見る
だからこそ、私は各大学を見るときにエースの自己ベストだけでなく、10000mなら29分前後、ハーフなら63分前後といった水準で走れる選手が何人いるかを確認したくなります。もちろん記録はコースや気象条件によって違うので、あくまで目安ですよ。
さらに大事なのが、選手同士のタイムのばらつきです。1番手が非常に速くても、8番手以降で大きく数字が落ちるチームは、一人の欠場による影響が大きくなります。
反対に12人、13人程度まで近い水準の選手を揃えている大学なら、直前に故障者が出ても代役を立てやすくなります。エントリー人数に余裕があるだけでなく、「誰が走っても一定の水準」という状態が理想ですね。
予選会で本当に怖いのは、一人の不調がチーム全体の結果に直結することです。故障者が出ても代わりを出せる層の厚さが、秋にはかなり重要になります。
予想するときは各大学のトップ10だけでなく、その次の11番手、12番手あたりまでチェックしてみてください。主力の欠場に耐えられる大学なのかが見えてきます。
新戦力と各大学の強化状況
2027年本大会のための予選会を読むうえでは、新入生や下級生の伸びも見逃せません。高校時代に全国高校駅伝や都道府県対抗駅伝で活躍した選手が大学の練習に適応すると、一気に主力へ入る可能性があります。
ただ、高校時代の実績がそのまま大学長距離での成功を約束するわけではありません。高校駅伝の主な区間より大学の予選会は距離が長く、トレーニング量や生活環境も変わります。
そのため新入生を見る場合は、高校時代の5000m自己ベストだけで評価するより、大学入学後に10000mやロードへどれだけスムーズに移行できたかを見るほうが参考になります。
夏合宿を越えた下級生がカギ
さらに大学駅伝では、監督やコーチの指導体制、夏合宿の消化状況、選手の故障管理なども結果を左右します。春に強かった大学がそのまま秋も強いとは限らないんですよね。
特に予選会ではハーフを走り切る持久力が必要なので、5000mで速いルーキーが必ず即戦力になるわけではありません。距離への適応まで見ておく必要があります。
春には5000m中心だった1年生や2年生が、夏に走り込みを積んで10000mやハーフへ対応できるようになると、チームの層は一気に厚くなります。予選会直前の記録会で下級生が自己ベストを連発している大学は、春の戦力評価より上方修正したくなりますね。
新戦力を見るなら高校時代の自己ベストだけでなく、大学入学後の5000m、10000m、ハーフの伸び方にも注目。夏を越えて急成長した選手が予選会のキーマンになることもあります。
2027箱根駅伝予選会の予想と通過ライン

予選会で大学名と同じくらい気になるのが「何時間なら通過できそう?」というボーダーですよね。ただし、過去の総合タイムは気温や雨、コース条件などで大きく動きます。絶対的な基準ではなく、その年のコンディションとセットで考えましょう。
特に過去のタイムを比較するときは、数字だけを見て「今年はレベルが高い」「この年は低かった」と決めつけないことが大切です。長距離ロードレースは気象条件の影響を受けますし、出場する大学の顔ぶれも毎年変化するからです。
予想される10位通過タイム

過去の結果を見ると、10位の総合タイムは年によってかなり違います。2020年は10時間33分59秒、2021年は10時間45分41秒、2022年は10時間48分55秒、2023年は10時間37分58秒、2024年は11時間01分25秒、2025年は10時間36分56秒でした。
| 年度 | 10位 | 総合タイム |
|---|---|---|
| 2020 | 専修大 | 10時間33分59秒 |
| 2021 | 国士舘大 | 10時間45分41秒 |
| 2022 | 国士舘大 | 10時間48分55秒 |
| 2023 | 東海大 | 10時間37分58秒 |
| 2024 | 順天堂大 | 11時間01分25秒 |
| 2025 | 立教大 | 10時間36分56秒 |
こうして並べると、単純に「10時間35分を切れば大丈夫」とは言えないことが分かりますよね。最も速い年と遅い年では、10位の合計タイムにかなり大きな差があります。
ボーダーは一人あたりに直すと分かりやすい
例えばチーム10人の合計タイムが10時間35分なら、単純平均では一人あたり約1時間03分30秒です。10時間40分なら平均は約1時間04分。わずか30秒の違いに見えますが、10人分を合計すると5分差になります。
これが予選会の怖いところです。一人の30秒は小さく見えても、それがチーム全体に広がると大差になります。
合計タイムを見るときの考え方
- 10時間30分なら1人平均約63分
- 10時間35分なら1人平均約63分30秒
- 10時間40分なら1人平均約64分
実際には選手ごとのタイム差があるため、あくまでチーム水準をイメージするための単純平均です。
2027年については、条件が比較的良ければ10時間30分台半ば付近が一つの目安になりそうですが、これはあくまで過去の傾向から考えた予想です。
出場大学の戦力が例年以上に揃えば高速化する可能性がありますし、気象条件が厳しければ10時間40分を超える展開も考えられます。予選会当日になったら、事前予想の数字に固執しないほうがいいですね。
好条件時の通過ライン
気温が低めで風が弱く、路面状態も良ければタイムは全体的に速くなる可能性があります。各大学の主力が順調に仕上がった場合、10位争いが10時間30分台前半まで上がる展開も考えておきたいです。
高速レースでは、序盤から予定ペースで走れるため、実力のある選手が自己ベストに近い力を発揮しやすくなります。その結果、上位大学だけでなくボーダー付近までタイムが押し上げられる可能性があります。
こうなると重要なのが、選手一人あたり数秒の積み重ねです。仮に10人が平均して10秒ずつ縮めれば、チームでは1分40秒。ボーダー争いではかなり大きいですよ。
高速決着では小さなロスが響く
高速レースになると、数分の大崩れだけでなく、細かなロスも積み重なります。序盤の位置取りでペースを乱したり、集団から離れたあとに単独走になったりすると、わずかな差が後半まで残る可能性があります。
また、周囲が速いからといって設定以上のペースで入るのも危険です。10kmまでは順調に見えても、15km以降に失速すれば、それまでの数十秒の貯金を一気に失うことがあります。
高速決着になった場合は、エースの順位よりも10番手までの平均速度が重要になります。大きく崩れる選手を出さないチームほど有利になりやすいと考えられます。
高速化した年ほど「速く走る力」と同時に「周囲につられず自分の設定を守る力」が重要になるのかもしれません。
悪天候時の通過ライン
逆に気温が高かったり、雨や風の影響を受けたりすれば、全体のタイムは遅くなる可能性があります。過去には10位が11時間を超えた年もあり、天候による変動は無視できません。
悪条件になるほど、自己ベストの速さだけではなく暑さへの対応力、給水、集団走、後半の粘りが重要になります。
特にハーフは5000mや10000mと違い、序盤で無理をすると15km以降に一気に失速することがあります。チームとして設定ペースを守れるかどうかも注目したいですね。
タイムより順位を優先する展開も
条件が悪い日は、「何分で走るか」という絶対的なタイム以上に、ライバル大学に対してどの位置にいるかが重要になります。
全大学が一斉にタイムを落としているなら、自分たちだけ予定タイムから遅れていても必ずしも不利とは限りません。速報を見る側も「昨年より遅いから危ない」と即断せず、他大学との相対的な位置を確認したいところです。
雨の場合は気温によっても意味が変わります。涼しい雨なら暑さの負担が抑えられる可能性がありますが、強い雨や風が加われば走りにくくなります。つまり「雨だから遅い」と一つの条件だけで判断するのも難しいんですね。
予想通過タイムは当日の気象条件によって大きく変化する可能性があります。レース直前には実際の気温、湿度、降水、風向・風速を確認したうえで見直すのがおすすめです。
過去の予選会結果と順位傾向

近年の予選会を見ると、上位校の顔ぶれはかなり入れ替わっています。2020年は順天堂大、2021年は明治大、2022年と2023年は大東文化大、2024年は立教大、2025年は中央学院大がトップでした。
ここから分かるのは、予選会には絶対的な固定勢力が存在しにくいということです。
箱根本大会でシードを取れば翌年は予選会に出ませんし、逆にシードを落とした強豪が加われば一気に競争レベルが上がります。さらに選手は毎年卒業するため、同じ大学でも戦力は大きく変わります。
前年順位だけでは予想できない理由
例えば前年の予選会を1位で通過した大学が、そのまま翌年も予選会1位候補になるとは限りません。その大学が箱根本大会でシードを獲得すれば、そもそも次の予選会には登場しないからです。
また、4年生の主力が多かった大学は卒業によって大きく戦力が変わります。反対に下級生中心で好成績を残した大学なら、翌年度はさらに強くなる可能性があります。
そのため過去データを使うなら、順位だけでなく「そのときの主力が翌年度に何人残るのか」「新入生がどれだけ戦力に加わるのか」という視点も必要です。
過去の順位は重要な材料ですが、それだけで2027年の順位を決めつけないほうが楽しめますよ。
過去の予選会結果は「大学の予選会への適性」を見る材料として有効です。ただし翌年の順位をそのまま予測するデータではなく、選手の入れ替わりとシード校の変化を合わせて見るのがポイントです。
2025年予選会結果から見る勢力図
2025年の上位を見ると、中央学院大、順天堂大、山梨学院大、日本大、東海大、東京農業大、神奈川大、大東文化大、日本体育大、立教大という順でした。
| 順位 | 大学 | 総合タイム |
|---|---|---|
| 1 | 中央学院大 | 10時間32分23秒 |
| 2 | 順天堂大 | 10時間32分35秒 |
| 3 | 山梨学院大 | 10時間32分44秒 |
| 4 | 日本大 | 10時間32分57秒 |
| 5 | 東海大 | 10時間34分07秒 |
| 6 | 東京農業大 | 10時間34分59秒 |
| 7 | 神奈川大 | 10時間36分07秒 |
| 8 | 大東文化大 | 10時間36分12秒 |
| 9 | 日本体育大 | 10時間36分14秒 |
| 10 | 立教大 | 10時間36分56秒 |
特に面白いのは、8位の大東文化大と9位の日本体育大がわずか2秒差だった点です。こういう数字を見ると、予選会がいかにシビアな勝負なのか分かります。
さらに1位中央学院大の10時間32分23秒と4位日本大の10時間32分57秒も、チーム合計で34秒差です。10人で割れば、一人あたり数秒程度の差しかありません。
つまり上位だから圧倒的に戦力が違ったとは限らず、ほんの小さな積み重ねが順位表では1位と4位の違いになって現れます。
2025年の順位を2027年へどうつなげるか
2025年の結果から最も参考にしたいのは、特定の順位そのものより「複数の大学が非常に近いタイムで並ぶ可能性がある」という点です。
2027年本大会のための予選会でも同様の展開になれば、エース一人の好走以上に、中間層の数十秒が重要になります。9番手や10番手の選手が最後の数kmで粘った結果が、大学全体の通過・敗退を分ける可能性もあります。
ただし2027年本大会のための予選会では、2026年箱根本大会の結果によって顔ぶれが変わります。順天堂大と日本大はシード権を獲得しているため、近年の予選会結果をそのまま2027年の通過順位へ当てはめることはできません。
2025年結果から読み取れるポイント
- 上位でもチーム間のタイム差は小さい
- 中位では数秒差で順位が変わることがある
- 前年上位校でも翌年はシードで予選会に出ない場合がある
- 順位より各大学の選手層を見ることが重要
2027箱根駅伝予選会の予想を大会展望

最後に、大会そのものの仕組みを整理しておきます。予想を楽しむなら、出場校だけでなくルールやコースを知っておくと見え方がかなり変わります。速報を見るときにも「なぜこの大学が集団で走っているのか」が分かりやすくなりますよ。
特に初めて予選会をじっくり見るあなたには、「2027年の箱根なのに、なぜ2026年に予選会をやるの?」という部分が少し分かりにくいかもしれません。日程、シード制度、通過条件を整理するとスッキリします。
予選会の日程と出場校
箱根駅伝予選会は例年10月に行われます。2027年本大会への出場権を争う予選会は、本大会前年となる2026年秋に開催される点には注意してください。
つまり「箱根駅伝2027予選会」と検索した場合、実際には2027年1月2日・3日の本大会へ向けて、その前年秋に実施される予選会を指すケースがあります。年度と開催年が混同しやすいところですね。
箱根駅伝そのものは毎年1月に開催されるため、本大会の名称に使われる年と、予選会が実際に開催される暦年が異なります。速報やエントリーを探すときは、この違いを覚えておくと情報を探しやすくなりますよ。
シード校を除いた大学が予選会の中心
また、2026年箱根本大会で上位10校に入った青山学院大、國學院大、順天堂大、早稲田大、中央大、駒澤大、城西大、創価大、帝京大、日本大は、2027年本大会のシード権を獲得しています。
そのため予選会では、中央学院大、東海大、神奈川大、東洋大、日本体育大、東京国際大、山梨学院大、東京農業大、大東文化大、立教大など、本大会でシード圏外となった大学を中心に注目することになります。
もちろん、正式な出場校は参加資格を満たして実際にエントリーした大学によって決まります。予想段階で名前が挙がる大学と、正式なエントリー校を混同しないようにしたいですね。
大会日程、正式な出場校、エントリー選手、競技要項は変更・更新される場合があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
特にエントリー発表後は予想材料が一気に増えます。主力が順当に登録されているのか、故障などで有力選手が外れていないか、期待の下級生が入っているか。このあたりを見るだけでも、大学ごとの仕上がりをある程度想像できます。
予選会のルールと通過条件
箱根駅伝予選会はハーフマラソンの距離で行われ、大学ごとの上位選手の合計タイムによって順位が決まります。
近年の基本的な考え方では、各大学から複数選手が出走し、そのうち上位10人の合計タイムで大学順位を決定します。つまり11番手、12番手の選手が前を走っていても、その選手がチーム内10番手以内に入らなければ直接合計には入りません。
この仕組みを知っていると、なぜ予選会で大学ごとの集団走が重視されるのか理解しやすくなります。
集団走にはチーム全体を守る意味がある
このルールがあるため、各大学はエースを前に行かせるだけでなく、中間層を集団で走らせる戦術を取ることがあります。
複数選手が一緒に走れば、設定ペースを共有しやすくなります。序盤の興奮でオーバーペースになる選手を抑えたり、苦しくなった選手を仲間が支えたりする効果も期待できます。
予選会では「全員が個人ベストを狙う」ことだけが最善とは限りません。チームの10人を確実にまとめるために、あえて集団を維持する考え方もあるわけです。
テレビ中継で大学ごとの大集団が映るのは、単なる偶然ではありません。設定タイムを共有し、チームの下位選手を安定させる狙いがある場合があります。
一方、エース級の選手は集団から離れて上位を狙うこともあります。前でタイムを稼ぐ選手と、集団で安定させる選手。その役割分担も見どころです。
なお、通過校数や細かな出場資格などは大会要項によって定められます。2027年本大会に向けた正式ルールは、必ず最新の公式発表を確認してください。
大会要項や公式記録については、主催団体が公開する一次情報を確認するのが確実です。(出典:関東学生陸上競技連盟公式サイト)
コースの特徴と難所
予選会は立川周辺を舞台に行われ、近年は陸上自衛隊立川駐屯地から立川市街地を経て国営昭和記念公園へ向かう21.0975kmのコースが使われています。
ハーフマラソンなので箱根本大会のような山登りはありませんが、完全なトラックレースとも違います。駐屯地、市街地、公園と走行環境が変化し、細かな高低差もあります。
「大きな山がないなら簡単なのでは?」と思うかもしれませんが、21km以上を高いペースで走り続ける選手にとって、小さなアップダウンや路面環境の変化はじわじわ効いてきます。
序盤の混雑と後半の粘りがポイント
序盤は大人数が一斉に走るため、位置取りもポイントです。そこで焦ってペースを上げすぎると後半に響きます。一方、慎重になりすぎて大集団の後ろに入ると、予定したペースを作りにくくなることもあります。
特にスタート直後は周囲に多くの選手がいるため、自分の感覚だけでペースを把握するのが難しくなる可能性があります。周囲が速ければ自然と引っ張られますし、混雑すれば思ったようなラインを取れないこともあります。
中盤以降は徐々に選手がばらけてくるため、そこからは自分自身でペースを刻む力が重要になります。前半を集団の力で楽に走れた選手でも、単独になった瞬間にペースが落ちることがあります。
そして最終盤では、ほんの数秒でもチーム順位に影響する可能性があります。最後まで粘れる選手を何人揃えられるか。まさに総合力の勝負です。
21.0975kmを最後まで一定ペースで押せる選手を揃えることが、予選会突破への基本になります。
コースを見るときのポイント
- スタート直後の大集団で位置を確保できるか
- 序盤でオーバーペースにならないか
- 市街地から公園までリズムを維持できるか
- 15km以降に大きく失速しないか
- 最後までチーム10番手が粘れるか
気温や雨がタイムに与える影響
予選会が行われる秋の立川は、年によって気象条件がかなり違います。涼しく走りやすい年もあれば、気温が上がったり雨の影響を受けたりすることもあります。
特に長距離走では気温が高くなると発汗量が増え、後半のペース維持が難しくなる可能性があります。雨の場合も路面状況や体温管理など別の難しさが出てきます。
過去の立川周辺の10月の気象を見ると、日中と朝晩の寒暖差もあります。このため年間平均の数字だけで当日の高速化、低速化を判断することはできません。
気象条件は直前情報を重視する
予想段階では過去の平均気温などが参考になりますが、実際のレース展開を考えるなら当日の観測・予報データを見るほうが重要です。
例えば同じ20度でも、湿度が高い日と低い日では体感が違います。さらに日差し、風、雨などが組み合わさるため、「気温だけ」で走りやすさを判断するのは難しいんですね。
風についても、単純な風速だけではなく向きがポイントです。向かい風を受ける区間が長ければ集団走のメリットが大きくなる可能性がありますし、風が弱ければ選手個人の走力がより素直にタイムへ表れやすくなるかもしれません。
通過ラインとして紹介した10時間30分台などの数値は、過去の結果から考える一般的な目安です。天候、コース、参加校の戦力によって大きく変わる可能性があります。
当日の予想では、スタート時刻の気温、湿度、降水、風速まで見ておくと、タイムが出やすい日なのか判断しやすくなりますよ。
立川を含む東京都の実際の気象データや最新予報については、公的な一次情報を確認するのが安心です。(出典:気象庁公式サイト)
そして天候が厳しいほど、予想タイムそのものより「他大学に対してどこにいるか」という相対順位が重要になります。速報を見るときも、予定タイムとの差だけで慌てず、ライバル校の状況まで一緒に確認してくださいね。
2027箱根駅伝予選会の予想まとめ

2027年の箱根駅伝本大会へ向けた予選会は、中央学院大、東海大、神奈川大、東洋大、日本体育大、山梨学院大、東京国際大、大東文化大などを中心に、激しい通過争いになる可能性があります。
なかでも中央学院大は近年の予選会実績と2026年箱根本大会11位という結果から、戦力を見るうえで外せない存在です。東海大や神奈川大も本大会で中央学院大に近い位置につけており、秋までの上積み次第ではかなり面白くなりそうですね。
一方で、東洋大のような伝統校、日本体育大や山梨学院大のように予選会経験を重ねている大学、東京国際大や大東文化大など実績を持つ大学もいます。どこか一校だけを抜き出して考えるより、複数校の戦力を横並びで比較したほうが2027年の予選会は楽しめるかなと思います。
ただ、予選会はエースだけでは突破できません。留学生や日本人エースの速さに加え、チーム10番手付近までどれだけ高い水準で揃えられるかが最大のポイントです。
直前はエントリーとハーフ実績を確認
現時点の予想から大会直前までに最も変わりやすいのが、選手個人の状態です。大学全体として高い持ちタイムを持っていても、エースや中間層に故障者が出れば戦力評価は変わります。
逆に春の段階ではボーダー候補に見えなかった大学でも、下級生が伸びて10番手までのタイムが底上げされれば、一気に通過候補へ入ってきます。
そのため予選会が近づいたら、大学名だけでなくエントリーされた選手一人ひとりを確認するのがおすすめです。10000mやハーフの自己ベスト、直近のレース結果、駅伝経験などを見比べると、その大学がどんな形で予選会を戦おうとしているのかも見えてきます。
2027年予選会でチェックしたいポイント
そして予想は、エントリーが発表されてから一気に精度を上げられます。直前の記録会やハーフの結果も合わせて見ると、「この大学、かなり揃ってきたな」という変化が見えてきますよ。
また、レース当日は先頭を走る選手だけに注目するのではなく、各大学の8番手、9番手、10番手がどこにいるのかも追ってみてください。個人トップ争いでは目立たなくても、チームを箱根へ連れていくという意味では、そのあたりの選手の粘りがものすごく重要です。
予選会の魅力は、最後まで結果が読みにくいところにもあります。数分差なら分かりやすいですが、チーム合計では数十秒、場合によってはさらに小さな差で順位が変わることがあります。10人以上が21.0975kmを走った結果、その積み重ねがわずかな差になる。これが予選会ならではの緊張感ですよね。
この記事で紹介した通過ラインや戦力評価は、過去の結果などから考える目安であり、将来の結果を保証するものではありません。大会要項や出場選手は更新される可能性があるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。
特に正式な日程、出場校、エントリー、通過条件が発表されたあとは、その情報を優先してください。予想段階と正式発表後では前提そのものが変わる場合があります。
また、選手の健康状態やトレーニング、競技に関する個別の判断が必要な場合には、公開情報だけで判断せず、最終的な判断は専門家にご相談ください。予選会当日は速報の順位だけでなく、大学ごとの10番手までの動きを追ってみると、箱根駅伝がさらに面白くなるかなと思います。

